2015年12月に初めて「HSK」を受験してきました。HSKの公式サイトや過去問題集にも試験の流れや注意事項が記載されていますが、今回はそれ以外に受験してわかったことや気付いたことを、忘れないために書き残しておきます。
※ちなみに上の写真は甲南大学内(阪神会場)の紅葉です。
試験会場へは20分前に入室できます
公式サイトや受験票にも案内がありますが、試験開始20分前から試験会場へ入室できます。入室前に係の人が受験票と身分証をチェックします。
早く入っても答案用紙内の個人情報の部分は記入することができるので無駄ではありません。心に余裕を持たせるためにもギリギリで入るのは避けたほうがいいでしょう。
一度入室すると出るのが面倒くさい
試験会場へ一度入室してしまうと、出る時は試験監督に許可をもらわないといけません。その際には受験票と免許証等の提示が必要になります。
これは非常に面倒くさいと思います。僕が受験した時は1人もいませんでした。入室する前はトイレには必ず行っておき、一度入室したら出ないようにしておいたほうがいいでしょう。
試験中、机の上にはペンと消しゴムのみ
試験開始前にペンケースをカバンの中に入れないといけません。ほとんどの方がシャーペンを使われるかと思いますが、事前に替え芯を入れておくと安心ですね。
2013年の過去問題集ではHB以上の濃いめを推奨しています。マークシート方式が大半を占めるので濃いほうがいいでしょう。僕はHBを使いましたが問題無かったです。
追記:2016年3月に受験したときに気づいたのですが、HBで何度か紙にひっかかりました。筆圧や、替芯の種類にもよりますが、濃い(ソフト)なものの方が良いでしょう。2015年の過去問題集には2B以上推奨となっていました。
今回はクルトガというシャーペンを使いました。芯が折れにくく、いつも一定の細さや濃さで書くことができるというモノ。書きやすいのでオススメです。
答案用紙に記入する漢字は「簡体字もしくは繁体字」のどちらかで統一しないといけない?
3級以上の試験は作文のパートがあり、どちらかを使わないといけないのです。
簡体字で勉強した方はまったく悩むことのないところでしょうが、繁体字で勉強した人にとっては、とても重要な部分かと思います。僕も受験前に1番気になった部分です。
まずは公式サイトからの引用です。
簡体字と繁体字のどちらを使用したらいいですか。
繁体字と簡体字のどちらを使用して頂いても構いませんが、どちらか一方で統一して回答してください。
こちらを見る限り、答案用紙内はどちらかで統一と思っていたのですが、試験当日試験監督から「簡体字、繁体字は設問ごとで統一してください」とのことでした。
※3級、4級は実際に試験を受けたので間違いありません。
答案用紙内ではなく、設問ごと
HSK3級に関して言えば作文が2パートあります。1つは並び替え問題で、もう1つは穴埋め問題です。
繁体字で記入するとなると、並び替え問題に関しては、簡体字から繁体字への変換作業が必要になります。自信がなかったら簡体字のまま書き写した方が無難です。
もう1つの穴埋め問題は漢字一文字だけです。しかもピンインが書いてありますので簡単かと思います。レベルは日本でいうと小学校低学年ぐらいの漢字が大半です。
現場では臨機応変に対応したらいいかと個人的には思います。
ですが、3級、4級レベルの簡体字は超基本なのでこの際覚えた方が楽と思い、今回受験した3級は簡体字で挑みました。と言っても穴埋め問題(全5問)の漢字一文字ですが(笑)。
途中退室は試験中止ですよ
いかなる理由があっても途中退室は試験中止扱いです。ですので入室前はくれぐれもトイレだけは行っておいた方がいいです。
女性トイレは列ができていたので計算しておいた方がいいと思いますよ。
最後に
今回受験した3級の男女比率ですが、ざっとみた感じ3:7ぐらいで女性が多かった印象です。二つ教室がありましたが、ひと教室に100人ぐらい入っていたと思います。意外と多いですね。年齢層はさまざまですが、中には子供もいました。
そういえば、2つ気になったことがあります。
試験開始前に受験者同士で携帯、スマホの電源がオフになっているか確認させられるのです。嫌な人、多いのでは?僕は嫌でしたね。
個人的には入室前のIDチェックの際に、ついでに電源オフの確認すればいいのにと思いました。
あと、試験会場内の温度ですが実際入ってみないとわかりません。今回受験したのは12月なのですが、そこまで寒くありませんでした。
試験会場まで15分ぐらい歩く会場でして、着いた時は少し汗をかいたのでダウンを脱いで受験したのですが、試験途中で寒くなってきました。温度調整は難しいかもしれませんね。
公式サイト http://www.hskj.jp